角打ちデビュー

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上京するまではずっと西日本の文化圏、

それも福岡などにも居たことから、

いわゆる角打ち(酒屋に併設されたスペースで飲む)は

日常の風景として目にしていたけれど

幼少の思い出としてはあまりいいものではない。

むしろ忌み嫌うべきオヤジの巣窟的に見ていました。



けれど、歳を重ねると不思議なもので

なんか楽しそうな風景に見えたきたので

思い切ってデビューしちゃいました。



選んだのは、営業時間が僅か約2時間半という

謎なスペース。しかも参戦予定の飲み仲間が遅刻し、

結果、ソロ・デビューとなったわけです。


角打ち2.jpg
















恐る恐る立ち入ると、仕来りの分からない

若輩者に、お店のおばあちゃんが

色々と丁寧に教えてくれひと安心。



そして価格表をみてビックリ。


角打ち.jpg
















ポンスケ(もちろんここで購入)つまみに

ビール(大瓶360円!)をチビチビやっていると、

隣で静かにダークダックスで飲む

ダンディなオジさん(来歴半年だそうな)が

これまた色々情報を提供してくれて

そこにおばあちゃんが加わり色んな謎が氷解。



この価格、そして営業時間は、

90間近なおばあちゃんのボケ防止を兼ねた

息子達の粋なはからいということ。

そして、当の本人はお酒が全く飲めない!!



深いなぁ。そして隣のオジさんは

100円玉を取り出しウイスキーを追加注文。

よく見てみると氷なんて気の利いた物はなく

そばの蛇口から水が注がれ水割りの出来上がり。



年取ると冷たいのダメだからコレが丁度いい、

なんて言いながら、美味しそうにやっている。

ウーン、この粋まで達するには訓練が必要ですな。

で、まだツアー序盤ですが、長くなったので後半に続く。