雑記
放置していて、書き忘れていたことをざっと。
『西村京太郎トラベルミステリー』に於いて、
重要ポジョションを占めていた愛川欽也さんが卒業し、
新しく高田純次さんが亀井警部補を引き継ぎましたが、
違和感を払拭するためかメインではありませんでした。
十津川警部が三橋達也さんから高橋英樹さんに
交代したときも馴れるまで時間がかかりましたが、
見ているうちにしっくりくるんでしょうね。
TVネタ続けて。『モヤモヤさまぁ~ず2』の
ナレーターであるショウ君は何かの音声ソフトを
使っているのは分かりますが、コレだったんですね。
しかもSHOW君って(笑)。独自の『モヤさま』、
時間があったら探訪の旅を撮影し、使ってみたいです(ウソ)。
あと、また新たな角打ちを発見し、
思わず寄り道したりしてみました。
正面玄関とは別に設けた窓を改造したカウンターから
購入するんですが、結果、買う場所は外なので
青空呑み状態になり(写真の狭いカウンターを独占すれば別)
達人達には遠く及ばない若輩者の僕には、
まだまだハードルが高いようでした。出直します。
これって横打ち、とはいいませんよね。
最後に音楽ネタ。以前にもちょっと触れた
SANDRAのニュー・アルバム『Stay in Touch』
からの先行シングル「Moscow Nights」が
BLANK & JONESのプロデュースの元、
HUBERT KaHが参加したことは伝えましたが
ようやくアルバムをゲット。もうずっと日本盤が
出ていないし、誰も触れないと思うので勝手に解説。
まず、BLANK & JONESはプロデュースに徹し、
曲は、'07年の『The Art Of Love』以降、
全面プロデュースを手掛けてきたJENS GADが担当。
プラス、HUBERT KaHが3曲共作した上に、
男性パートのヴォーカル/コーラスも全て担当。
JENS GADは、ENIGMAでMICHAEL CRETUの
右腕だっただけでなく、過去にはSANDRAに
HUBERT KaHにMAGGIE REILLYらを
手掛けたARMAND VOLKERと働いたこともあるので、
SANDRAを中心とするファミリー・ツリーは、
B&Jを除いてキレイに完成することになる。
細かく言及すれば、MICHAEL CRETUを中心に
SANDRAのアルバムはいつも制作され、
ENIGMAの流れから'95年の『Fading Shades』と
'02年の『The Wheel Of Time』の2枚は
CRETU & GAD(aka TRANCE ATLANTIC AIR WAVES)
コンビによるプロデュースだった。
しかし、SANDRAがCRETUと'07年に離婚したことにより
前述の通り'07年の『The Art Of Love』以降、
JENS GADが単独プロデュースを手掛けてきた。
正直、過去のファンからすれば最近は物足りなさを
感じるアルバムが続いたため、そこでB&Jが
80年代のSANDRA全盛期を支えた布陣として
HUBERT KaHを呼び寄せたのは言うまでもない。
しかし、先程のファミリー・ツリーに名の無かった
B&Jが、時代も異なるのにどうして繋がるのか。
何故なら、B&Jは既に『so80s』の別働隊として
SANDRA、HUBERT KaHのベストを編んでいるからだ。
ただし、時代も経過したため、HUBERT KaHは
昔のHUBERT KaHではない。分かりやすく例えるなら
SADEからSADE ADUだけ残り、SWEETBACKが
いなくなった状態といえる。つまりHUBERT KaH=
ヴォーカルのHUBERT KEMMLERになってしまい、
ソングライティングで重要な役割を果たした
KLAUS HIRSCHBURGERがいない。
当然、MARKUS LöHRも然りだ。
全盛期の再現が完全でない中、B&Jが
プロデューサーとして力を発揮したと思われるのが、
「Between Me & The Moon」で「Heaven Can Wait」、
「Kings & Queens」で「Maria Magdalena」といった具合に
SANDRA全盛期のヒットをなぞり、上記の人的不足分を
補足するだけでなく、昔ながらのファンのツボをも
押さえている点だろう。そして最後にまた嬉しい仕掛けが。
というのも、「Sun In Disguise」では、SANDRAではなく
HUBERT Kahの「Wenn Der Mond Die Sonne Berührt」を
なぞった曲に仕上がっているからだ。それは、B&Jが
『So8os Presents Hubert Kah』で、この曲をリコンストラクト
していることを知っていれば、理解出来る流れだろう。
他にも、オープニング曲「Stay In Touch」は
EVELYN THOMASの「High Energy」のリフを模し、
「Angels In My Head」はKYLIE MINOGUEの某曲
(似たタイトルから推測して下さい)へのオマージュ的作品。
面白いのが、DELUXE EDITIONの2枚組は、
オリジナル・アルバムの11曲全てを
EXTENDED VERSIONにしてCD2に収録。
まだまだ触れるとキリがないのでこの辺で。