サイモン&サイモン(ノット・ガーファンクル)
『アメリカン・アイドル』のシーズン9の優勝者が決まった。
しかしながら、視聴率及び、ここからデビューした
アーティストのCDセールスは年々落ちているという。
まぁこの時代、CDセールスだけが全てではないので
こうした視聴者参加型番組でデビューした人は
他の新人に比べれば勿論いい数字なのは間違いない。
この辺の番組でよく出ている
辛口評論家サイモン・コーウェルに焦点が当たりがちだが、
番組を企画しているサイモン・フラーは、
実は元々ポール・ハードキャッスルの「19」をきかっけに
19 MANAGEMENTを設立し、数々のアーティストを輩出、
そして今や世界的な大金持ちのひとりになっているんですな。
まぁ、そんなことはどうでもいいんですが、
こうした番組から出てきた人の中では
『ブリテンズ・ゴット・タレント』からの
ESCALA(エスカーラ)は個人的に好きでした。
トレヴァー・ホーンのプロデュースで
元AONのゲイリー・ランガンが関わっているのもありますが、
カヴァーのピックアップが秀逸で、
クラブ系だとロバート・マイルズの「Children」に、
ロブ・ドューガン「Clubbed To Death」など
(ライナーも書いたいい作品だけど日本では売れなかった)
他にもチルアウトの名作モリコーネの「Chi Mai」もやってます。
結果的に国内盤はまだ見送られてますが
クラシカル・モダンな感じが好きならいけますよ。