リミックスは面白い

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自分の曲だったり、自分のレーベルの音源を

いかに料理してくれるかはリミキサーの力量に左右される。



今までコーディネートも含めて

たくさんのリミックスをオーダーしてきたが

この作業自体も面白くてワクワクする。



当然オリジナルだけでもいいんだけど

それだけだとなんか面白くないし、

レーベルがリスク冒してないよね、と思ってしまう。



しかしながらデジタル・レーベルの今の時代、

同じ曲で10ヴァージョンなんてこともあるけど

特に良くもなく、知らない人の似たようなヴァージョンがいっぱいあっても

水増しにしか思えないのは僕だけでしょうか。



これって、手を挙げた人がすぐにレーベルとして

いろんなダウンロードサイトに音を発表できる

いい意味での弊害なんだと思う。



例えば、アナログの時代、

まずディストリビューターの契約をとるだけでも大変なのに

ようやく漕ぎ着けて出そうとしたら

ディストリビューターが「こんなの売れない」とNGを出す、

なんてことがザラにありました。



つまり、アナログになっているだけで

平均値はクリアしているという証明になったんです。



逆に今は門戸が広がって誰でもデビューでき

煩わしいことなしにスタート地点に立てるのは素晴らしいことですが、

その分、フィルターにかかる場所が減り

それこそ有象無象という状態。



いずれ、ダウンロードサイトがレーベル登録を審査する時代が来るのかなと思います。

だって、サーバーの負荷がすごそうですもんね。



で、何かというと今日またリミックスが1つあがってきて

これがオリジナルとは違った面白い感触で、頼んで良かったなというのと、

それ以外に、ずっとリミックスを頼みたいと思っていた人から

楽曲を聴いてOKが出たり、なんかいい感じなのです。



リミックス万歳!!



全然関係ないんですが、

カナダ人のプロデューサーと喋っていたら

『大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル』

手に入れてくれとのこと。



SX-150.jpg



























こんなのこの値段で出てたんですね、

知らなかった。僕も買おっと。